関西アンサンブルコンテスト

アンコンの関西大会を見に、奈良まで行ってきました。建国記念日+奈良と来れば橿原文化会館を期待するところですが、今年の関西大会の会場は奈良県民文化会館でした。
「本当は出る予定だったけど、県大会の調子がちょっと悪くて(以下略」とか続けて書きたいところですが、今年も県銅落ちだったので論外ですね。。。


さて今日の関西大会ですが、さすがに各府県大会を突破した団体ばかりで、どこの団体もとても素晴らしい演奏でした。
特に各部門木管および打楽器の部は秀逸な演奏の連続でした。中でも高校の部と一般の部のクラリネットアンサンブルは、非常にレベルが高くて聴きごたえがありました。 が、木管吹きにもかかわらず「アンサンブルと聞いて真っ先に連想する曲はガブリエリ」という金管アンサンブル好きな人間として、金管の方々には頑張って素晴らしい演奏を聞かせて頂きたいなーと思いました。


今年も関西大会を聞いて全体的に感じた点についてメモしようと思いましたが、書こうとした内容が去年と同じだったので、そちらを参照してください。
[id:beer_barrel:20080211:p1]

あと演奏とは関係ありませんが、打楽器の代表が多いと感じたのと、Sax4重奏が5団体(しかもそのうち3団体は大学の部)しか居なかったのと、木管○重奏がすべていわゆる正統派木管○重奏では無かったのと、高校の部の金管が非常に少なく感じたのと、高校の部の出場団体の半分がクラリネット(しかも1団体以外すべてクラリネット8重奏)だったのが記憶に残っています。
たしかに人数が多くて音域が広い方が得だとはいえ、、、うーん。


最後に、関西大会に出られた皆さんお疲れさまでした!
代表になった皆さん全国大会頑張ってください♪

今年も銅賞取った、どうしよう

今年のアンコンですが、またまた「金に同じと書く賞」を獲得しました!
オリンピック等で知られるとおり、世間一般で銅といえば三位です、三位! いやぁ凄いですね!
・・・ダメじゃんorz


さて銅賞といえば、昨年も書いたとおり、高校生の頃に「銅賞取ったら、責任取って丸坊主」と言われておりました。が、私に近い世代の人で銅賞取った人がいなかったので、本当に丸坊主にしないといけないのか、ネタで「丸坊主だ!」と言っていたのかは謎のままです。
もちろん高校生じゃないんで、銅賞取ったからといって丸坊主にはしませんが、正直2年連続で銅賞という結果には、相当ヘコんでいます。。。


今回の演奏も、残念ながら講評に書かれていたとおりの演奏だったと思います。
講評に書かれていた点をクリアした上で、普段どおりの自然な演奏ができれば、自ずから良い結果が得られるのでしょうが、これって言うのは簡単でも、実行するのは非常に困難なんですよね・・・


当初、アンサンブル力の向上目的が2割、他支部のヘンな編成の部では流行っているというのが2割、そして私が個人的に一度は演奏してみたかったというのが6割という理由で、テレプシコーレを選曲しようと思いましたが、編成の都合で同じような系の曲ということでスザートの舞曲集(ダンスリー)を選曲しました。

たしかに「アンサンブル力の向上」という観点からは非常に良い曲だとは思いますが、最初に選曲した段階の日記でも書いたとおり、まず技巧面を比べられる木管の部で賞を獲りに行くという観点からすれば、あまり好ましく無い選曲だったかもしれませんが、演奏のレベルアップに繋がり、なおかつ非常に勉強になる曲だと、私は思っています。
[id:beer_barrel:20080407:p1]

個人的には「石の上にも三年」とは言いますが、あと1回だけでも良いので、再びルネサンス舞曲(=次はテレプシコーレ)にチャレンジする機会を私にお与え頂きたいと皆様方にお願いしたい所存ですが、もちろん他の方々の意見も御座いますし、なかなか難しい部分です・・・


最後になりましたが、「この曲やりてー!」という私の勝手な選曲に付き合ってくださったアンサンブルチームの方々、その他公私にわたって応援してくださった方々皆さんにお礼を申し上げます。

16世紀のシャンソン

吹奏楽界で「16世紀のシャンソン」と聞けば「ジャヌカンの『戦争』」を連想してしまいますが、以前から気になっていた「16世紀のシャンソンによる変奏曲」の元となった「16世紀のシャンソン」は、吹奏楽連盟の機関紙「すいそうがく」の記事によると、どうやら「Une jeune fillette(若い娘/作曲者不詳)」という曲だそうです。
http://www.ajba.or.jp/suisougaku179.pdf


ちなみに楽譜はこちら
http://chansonsfrancaises.ifrance.com/chansonsfrancaises/unejeunefillette.pdf
で、音源はこちら

http://jp.youtube.com/watch?v=iqJU6iN4EWw
http://jp.youtube.com/watch?v=NJ9xqBsROBQ
http://jp.youtube.com/watch?v=gcWPG4U5kro
うーん、知らない曲。。。


また、「すいそうがく」に書かれている17世紀にかけて行われた器楽曲アレンジ版とは、
コーロワ 「若い小娘」による5つのファンタジー
http://www.geocities.jp/lyrischesuite/gakufu_main.htm#Caurroy
で、楽譜は
http://icking-music-archive.org/scores/caurroy/Caurroy-UneJeuneFilletteRL.pdf
らしいです。


また、バッハのコラール版は、
カンタータ第75番「貧しき人は食事し」BWV75より 5.コラール「これぞ父の心なり」
http://www.geocities.jp/lyrischesuite/jsbach.htm#BWV73_5
コラール「我は神から離れまじ」 BWV417-419
http://www.geocities.jp/lyrischesuite/jsbach.htm#BWV417-419


この曲は1991年に公開されたフランスの映画「Tous Les Matins Du Monde(邦題「めぐり逢う朝」)」にも使用されたそうです。
・・・知らない映画ですが、17世紀の音楽家とその師の葛藤を描いたという内容の映画だそうです。

めぐり逢う朝 [DVD]

めぐり逢う朝 [DVD]

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD16819/
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id23289/

ネストリアン

始めて聞いたときは一瞬何のことか戸惑ってしまった「ネストリアン」、よくよく考えてみればキリスト教ネストリウス派景教)のことですね。

ネストリウス派を題材にした吹奏楽作品ってどんなんだろう・・・と期待していたところ、すいそうがくに掲載された著者のコメントを読むと「(公会議にて)異端の烙印を押されて祖国を追われた人々が、ローマ帝国から唐に至るまでの苦難の道のりを描いた叙事詩」とのこと。ネストリアン・モニュメントとは、景教徒たちがシルクロードを辿って東へと逃れる途中の各所に残した数々の痕跡、最終的に到達した唐の国に建てられたキリスト教寺院である「大秦寺」や「大秦景教流行中国碑」などを意味しているそうです。
景教を題材に取り上げるとは、またディープな!」と思って作者の過去作品を見てみると、「吹奏楽のための『プレスター・ジョンの王国』」に「大航海時代」などが掲載されていました。
http://www.ajba.or.jp/suisougaku179.pdf




さて、ネストリウス派について書き出すと非常に難しいですし、学校の授業で習った程度の知識しか無いので、詳しくは下記とかそのリンク先とかを参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E6%B4%BE


上記のページに記載されたとおり、コンスタンティノポリス司教ネストリオスによって説かれたネストリウス派は、西暦431年に開催されたエフェソス公会議においてその教義が異端であるとして排斥され、アッシリア地方(現在のシリアからイラクにかけての地方)などのオリエントから、さらに東方(中央アジア[西域]から中国にかけて)へと布教の地を広めていったそうです。
なお、現在でもアッシリア地方で信仰されている「アッシリア東方教会」は、ネストリウス派の流れを継承しているそうです。
東方へと布教の手を伸ばしていったネストリウス派は、ついに唐の太宗の時代(西暦635年)にペルシア人司祭「阿羅本」の手によって中国へともたらされ、唐の都長安には大秦寺という名の景教寺院も建立されたそうです。(ちなみに「大秦」の意味は、当時の中国語でローマ帝国


イスラム教徒との長い戦いである十字軍の時代から大航海時代にかけて流布された、はるか東方に存在するというキリスト教国「プレスター・ジョンの王国」の伝説は、まったく根拠の無い伝説だった訳ではなく、ネストリウス派の東方布教によって中央アジア[西域]から中国をはじめとする東アジアにかけての東方世界に、それなりのキリスト教勢力が存在したことが背景にあるそうです。
実際、チンギス・ハーン率いるモンゴル帝国によって勢力下に組み込まれた遊牧国家のいくつかはネストリウス派キリスト教国家だったそうですし、中国からヨーロッパまでユーラシア大陸に一大勢力を築いたモンゴル帝国の指導者層の中にもネストリウス派キリスト教徒が存在したそうです。


東方へと勢力を伸ばし、一時はそれなりの地位を築いたキリスト教ネストリウス派ですが、中国では唐末に起こった外来系宗教(仏教やマニ教ゾロアスター教など)への弾圧によって滅び、その他の地域でもイスラム教やチベット仏教の興隆とともに消え去ってしまったそうです。




著者のコメントでも軽く触れられているように、景教が日本へも伝来しているという説がありますが、非常に長くなりますので、ご興味のある方はそれ系のトンデモ本を読むか、「聖徳太子 キリスト」、「秦氏 キリスト」、「太秦 景教」、「空海 景教」、「いろは歌エス」等で検索してみてください。

ユーロが凄いことに

ここ最近、ユーロの相場が凄いことになっているみたいですね。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1002
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=EURJPY=X&d=c&k=c3&a=v&p=s&t=3m&l=off&z=m&q=c
つい2〜3ヶ月前までは今にも1ユーロ=170円を突破しそうな勢いだったのに、今日の最安値が1ユーロ=113.64円って・・・
前日比-10円って・・・エアポケットに嵌ったかのような暴落っぷりです


もう少し長期的に見れば
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=EURJPY=X&d=c&k=c3&a=v&p=s&t=ay&l=off&z=m&q=l
のように1ユーロ=90円前後だった時代もありましたが、その底値からここ数年間、ずっと「ユーロが暴騰してる!!」と言われるような勢いで値上がりを続けてけてきましたが、その暴騰がわずか数十日で解消されるような凄まじい勢いで暴落しています。
さて、ユーロとともに暴騰したものといえば、外車などのヨーロッパ製品。私の身近なところでは楽器関係の品物です。これらの価格はユーロと連動して暴騰しましたが、ユーロと連動して暴落してくれるのかな?


なんて思ったら、ドルも凄いことに
http://money.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=USDJPY=X&d=c&k=c3&a=v&p=s&t=3m&l=off&z=m&q=c
90円近くまで行きましたか・・・


それに合わせて日経平均も暴落しているようです。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/100000018.i/schart/
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=998407&d=c&k=c3&a=v&p=s&t=3m&l=off&z=m&q=c
そりゃこんだけ円高が進めば、株価も下がるわ

宇宙ヤバイ(2)〜偽装問題に揺れる中国の有人宇宙飛行。一方、日本の宇宙開発は大変なことに

偽装問題に揺れる中国の有人宇宙飛行ですが、一方日本の宇宙開発は大変なことに・・・
月周回衛星「かぐや(SELENE)」 - SELENE通信 - お知らせ - 2010年
JAXA・・・。


さて、陰謀論+かぐやといえばこのニュース
JAXA|月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラによるアポロ15号の噴射跡の確認について
ですが、その前に忘れてはならぬこのニュース
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/matsuura/space/071128_gazou/
流石はみなさまのNHK、良い仕事しています。


そんな「みなさまのNHK」はさておき、かぐやがアポロ15号の痕跡を発見したそうで、これをもって「アポロ月着陸捏造説終了のお知らせ」となるのでしょうか? はたまた、信じたくない証拠には何を言われても目をつぶるのか、この写真も「NASAとグルになったJAXAの捏造写真」と切り捨てられるのでしょうか?
それにしても地形カメラの再現性って凄いですよね!

宇宙ヤバイ(3)〜今は昔、竹取の(ry

アポロ15号の痕跡発見やハイビジョン騒動でお馴染みの、日本の月探査衛星「かぐや」。もちろん「かぐや」の元ネタは竹取物語かぐや姫

このかぐや姫、日本最古の物語のクセに、大概なツンデレキャラだし、月からやってきた宇宙人の話だし、話の内容も風刺的でブラックだし、なかなか高度すぎます。
私の学生時代だと「姫の手玉に乗って被害者(死者を含む)が続出するSF物語」という教え方をされたものですが、今ならそこに「ツンデレ」という言葉が附加されるのでしょうか?
しかし月からやってきた宇宙人だけあって、かぐや姫の求めた品々は「火鼠の皮衣」を除き、地球上には無さそうなモノばかり。「火鼠の皮衣」以外を割り当てられて人はほんと災難です。
さてそんな「火鼠の皮衣」ですが、これって要するに今をときめく発ガン性物質・石綿アスベスト)の衣じゃ・・・(恐)


そんなかぐや姫ですが、ネットでは「アマテラスは引きこもり、紫式部腐女子清少納言はブログ女、紀貫之ネカマかぐや姫ツンデレの起源」とされているそうです。
「アマテラス引きこもり」と「紫式部腐女子」はそうかもしれませんが、「清少納言はブログ女、紀貫之ネカマ」って、ウェブログやネットオカマはウェブやネットが存在しないと存在し得ないような気が。あと「かぐや姫ツンデレ」とのことですが、ツンしか存在していない気が(ツンデレよりヤンデレと思う)