題名のない音楽会

今朝は、昨日録画したテレビ朝日系「題名のない音楽会21」を鑑賞。
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/
昨日の題名のない音楽会は、「佐渡裕シエナ・ウインド・オーケストラ〜吹奏楽の魅力(2)」という副題で、先週の続きの内容でした。

今日の放映内容

そんな今日の放送曲目は、下記のとおりでした。

    1. キャンディード序曲(L.バーンスタイン作曲 C.グランドマン編曲)
    2. ど演歌えきすぷれす(杉浦邦弘編曲)
    3. 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ作曲 A.リード編曲)
    4. 吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調より 第3楽章 マーチ(G.ホルスト作曲)

まず一曲目は、佐渡氏の師匠であるバーンスタイン氏が作曲したキャンディード序曲。さすがは「バーンスタイン最後の弟子」、快活で良さげな演奏でした。キャンディードの後、一瞬だけ「ディスコ・キッド」が・・・ 何故それを放送しないの、ディスコ! ど演歌えきすぷれす、佐渡氏の金色ラメラメの衣装には笑いました、が、それってマ○ケン用の衣装では(汗) 主よ、人の望みの喜びよを演奏したあと、ホルストの1組マーチを演奏して放送終了。あっという間の30分間でした。
テレビ放映のためか、CDほどは良い音質ではありませんでしたが、それでも十分に満足できる番組でした。テレビで感動した人、デレビの音質では満足できなかった人、是非ともシエナのCDを買って聞いてみてください。

シエナとなにわ

最近、シエナ・ウインドのCDとなにわオーケストラルウィンズのCDをヘビーローテーションのように聞いています。実はどちらの楽団もCDでしか演奏を聞いたことはありませんが、聞いた感じの比較を。
まず、全国のプロのオケ奏者がこの演奏のために集ったという触れ込みで紹介される「なにわ」の演奏ですが、初めてこのバンドのCDを聴いたとき、「やっぱり一流プロは違うわ! で、今までの吹奏楽は何だったんだ!?」と、非常に強い衝撃を受けました。そんな「なにわ」の演奏ですが、どことなく音楽から気品を感じ、柔らかくて重厚かつクリアで透明感の溢れる音が鳴ってくる演奏でした。初めて「なにわ」の演奏を聞いた時、「吹奏楽でもこんな音が鳴るんか!!」と、強い衝撃を受けました。クラリネットセクションの音色も素晴らしい! これぞクラリネットパートがパートとして目指すべき音の統一方向だと感じました。まだ聞いていない人は、是非とも一度「なにわ」の演奏を聞いてみてください。マジで「今までの吹奏楽からは感じたことがない衝撃」を喰らうことは確実です。
次に佐渡氏が率いる「シエナ」の演奏ですが、こちらは「なにわ」と対照的に、華やかで快活でパワーのみなぎる吹奏楽的な良さが十分に感じさせられた演奏でした。このCDを聴いたとき、「これだよこれ、今の日本の吹奏楽界に欠けてるのって! なぜこういった演奏を目指さないのかね!」と、深く考えさせられました。最近の吹奏楽に物足りなさを感じている人、吹奏楽って面白くない音楽だと感じている人、是非とも一度「シエナ」の演奏を聞いてみてください。マジで「目から鱗」がこぼれ落ちます。

ブラスの祭典(3)

ブラスの祭典(3)

なにわ《オーケストラル》ウィンズ2005(通常版)

なにわ《オーケストラル》ウィンズ2005(通常版)