出身校の定期演奏会

今日は出身校の定期演奏会に行って来ました。
今日の演奏会の会場は大阪のフェスティバルホール! 今から振りかえって考えれば、あのフェスティバルホール定期演奏会が開けたなんて贅沢の極みです・・・ さらに12月には同じく大阪のシンフォニーホールで演奏する機会もあり、毎年フェスティバルホールとシンフォニーホールという大阪の二大ホールで演奏できたという、今では考えられない贅沢っぷり!

フェスティバルホール

フェスティバルホールですが、まずホールに漂っている空気がそんじょそこらに建っている普通のホールとは全く違います。フェスティバルホール内に漂う重苦しいほどに重厚な空気が、このホールが持つ長い歴史と伝統を感じてさせてくれます。
客席も舞台もとにかくデカい! 客席から舞台を眺めると、100人近いバンドが舞台に乗っても、まだまだスカスカに感じてしまいます。舞台から客席を眺めると、ホールに漂っている重厚な雰囲気と相まって、いまにも客席に押し潰されそうな錯覚さえ覚えます。
フェスティバルホールでは毎年「大阪国際フェスティバル」という芸術祭が開催されており、海外からも多くの高名な楽団や大物音楽家、著名なバレエ団や有名舞踊家などが訪れるのですが、その時の写真がホールの前にズラッと展示されています。ちょっと早めにホールに行き、これらの写真を眺めるのもまた楽しいものです。
おいそれと舞台に上がれるホールではありませんが、一度はこのホールで演奏をしてみたい、演奏して良かった、と思わせられるホールです。
 
そんなフェスティバルホールでの定期演奏会ですが、なんと今年が最後だとのこと。来年の定期演奏会からは、西宮北口に建設された「兵庫県立芸術文化センター」にて開催されるとのことです。
学校からもほど近く*1、多くの学生の通学路にあたり、なおかつ学校と同じ市内に完成したこのホールで、果たして来年からどんな演奏を聞かせてくれるのか、非常に楽しみです。

演奏会の曲目

今日の演奏会の曲目は次のとおり。仕事だったのでマゼランの途中からしか聞いていないのですが・・・

第一部の最後に鈴木竹男隊長の追悼演奏として、「亡き王女のためのパヴァーヌ」が演奏されました。しかし鈴木竹男隊長(グリー部OB)、吹奏楽部OB会の名誉顧問をやっていたのか!
四季」ですが、非常に色彩感が豊かな演奏でした。指揮者が変わったから、オケアレンジ物が上手という伝統の為せる技か?
火の鳥」は私も現役時代の定期演奏会で、同じくここフェスティバルホールで演奏したという想い出の一曲。「火の鳥のバリエーション」や「カスチェイの凶悪な踊り」では、思わず身を乗り出して演奏を聞いてしまいました。一緒に演奏を聞いていた同期の人たちも、現役当時の演奏と今日の演奏がオーバーラップしていたようです。
ギャロップ」、とても良い感じに仕上がっており、好感の持てる演奏でした。
最後に毎年のことですが、演奏会の最後に演奏される「また会う日まで」を聞くと、この演奏会で卒部する4年生の四年間の苦労や、私の現役時代の日々を思い出し、じ〜んとしたものが込み上げてしまいます。
・・・なんか「火の鳥」から後ろのプログラム、全て現役時代に演奏したことがある曲のような気が(汗
 
今日の演奏で気になった点として、全体として部員数はそれなりに揃っているのですが、クラリネットの人数が少なかった気が。クラリネットパートのOBとしては、なんとも寂しい限り。
曲がりクラ方面を見てみると、なんと木製のコントラバスクラ*2が!! 俺が現役時代にはそんな良いものなんて無かったのに(涙)

*1:毎年春にコンサートを開催している市民会館よりも近い!

*2:おそらくセルマーのローズウッドのコントラバスクラ