金・金艮・金同

オリンピックの場合、優勝者は「金メダル」が、二位には「銀メダル」が、三位には「銅メダル」が授与されます。対して吹奏楽コンクールの場合、コンクールに出れば失格にならない限りは、「金賞」か「銀賞」か「銅賞」のいずれかが貰えます(埼玉県など、数地方は別)。
吹奏楽をやっている皆さんならご存知の通り、コンクールで「銅賞」を取るということは、先輩や他の団体に顔向けできないような非常に恥ずかしい事態です。そのため、銅賞を取ってしまったら「どうしょう・・・。」という雰囲気になってしまいます。対して一般人にとってはコンクールの「銅賞」が他の団体と比べてあまり優れていない演奏に対して与えられる賞ということを知らないため、友人からは「三位獲得おめでとう♪」と勘違いして喜んでもらえます。
 
そういえばアテネオリンピックの時、銅メダルを獲得した日本チームの選手が「金同メダルと金メダルは同じ価値」と言っていましたが、これを吹奏楽界に当てはめると、「金同賞と金賞は同じ価値」という感じでしょうか?
銀賞も銅賞と同じように文字分解できますが、こちらは金より良い賞ではなく、金より艮(うしとら)賞になってしまう訳ですが・・・