セーラームーン

冥王星が惑星ではなくなったことにより、セーラープルートの今後について心配をされている向きもあるそうですが、そもそも主人公自体が“月”だし、惑星じゃないですもんね。

と思っていたら、Wikipediaにこんな解釈が

他のセーラー戦士が惑星由来の中に、なぜ一つだけ衛星が混じっているか、との疑問がしばしば提出されるが、惑星の原義は天動説宇宙観において「恒星天に固定されていない動き回る星」の意であり、これには太陽と月が含まれる。七曜(一週間)の呼称は、多くの言語でこの定義の惑星名にちなんでいる(惑星名がさらに神話などに取材している)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/美少女戦士セーラームーンの登場人物」より

て、天動説宇宙観ですか! たしかにその観点だと、月どころか太陽ですら地球の衛星(惑星?)ですから!

天動説宇宙観

天動説についてWikipediaを見ていると、「ティコの太陽系」なる図表を発見。激しく無理矢理感が漂っており、なかなかアバンギャルドで良い感じです。

観測結果からは地動説が導き出せるものの、「それでも地球は動いている」などと口に出せばガリレオのように宗教裁判にかけられ、裁判の結果によっては火あぶりの刑に処せられてしまいますので、科学者の皆様はさまざまな苦労をされたようです。科学者やるのも大変だなぁ・・・

ちなみにこのサイトの記述によれば、地動説を宗教的な立場から最初に批判したのは、ガリレオに対して異端審問を行なったローマ・カトリック教会ではなく、宗教改革の狼煙を上げたマルティン・ルターだったとのこと。ルターが地動説を批判したのは、地動説が聖書の記述に反しているからだそうです。

はっ、、、ここにもキリスト教原理主義の影が! 創造説の隠れ蓑であるインテリジェント・デザイン説の次は、巧妙に姿を変えた天動説が教育現場に持ち込まれるかもしれませんし、「詳しく探査したところ、実は地球は宇宙の中心で、他のすべての星が地球を中心に〜(以下略)」という、アポロ捏造説もビックリのNASAによる大捏造劇が始まりそうな悪寒。