題名のない音楽会21

昨日、題名のない音楽会21を見ていると、ジャズピアニストの松永貴志さんが出演していました。
自作のピアノ曲をアレンジさせ、オーケストラに演奏するという企画でしたが、当然ながら管弦楽法的にヘンな部分が多く、司会の羽田健太郎さんに激しく厳しく突っ込まれていました。
いくらピアノ曲を作曲する人とはいえ、管弦楽法を知っていなきゃ、うまくオーケストラにはアレンジできませんよね・・・
 
管弦楽法をイメージさせるため」ということで、音楽教育映画で使われる音楽として作曲された「青少年のための管弦楽入門パーセルの主題による変奏曲とフーガ(ブリテン作曲)」を演奏し、羽田氏が楽器ごとの特徴や使われ方に関して解説を付けていました。
青少年のための管弦楽入門」という、一風変わった題名のこの曲ですが、

独特のタイトルで有名な曲である。変奏曲のそれぞれの変奏に、オーケストラで使用されるさまざまな楽器の独奏を配置する、という独特の形式をとる。それぞれの変奏には解説が付いており、オーケストラの各々の楽器を紹介する形になっている。
青少年のための管弦楽入門 - Wikipediaより

とのことで、要するにオーケストラで使われる楽器が順々に演奏していくという、楽器紹介用の作品です。
 
この曲を聴いて、「バルトークのオケコンが吹奏楽で盛んに演奏されたり、吹奏楽の古典中の古典であるレスピーギの「ローマの祭り」がコンクールで大人気だし、そろそろブリテン管弦楽入門も(以下ry 」と思ったのはここだけの話。
青少年のための管弦楽入門にベタベタな吹奏楽アレンジを施し、「ヴァイオリンのパートはクラリネットが(以下略)」などそれっぽい解説を付け、ネタ曲として演奏すれば、なかなか面白いモノができそうです(w