惑星

今日は練習が無く、仕事も早く終わったので、早い時間に家に帰りつくことができました。
そんなわけで、今日はおうちでCD鑑賞。今日聞いた曲は「惑星」(G.ホルスト)です。うちの奥さんの楽団も加盟している市内の市民楽団の合同練習会で、惑星の中の一曲である「木星」を練習するそうなんですが、どうせなら「火星」を練習したいなぁ。
 
この「惑星」(G.ホルスト)ですが、ホルストが作曲した当時に発見されていた太陽系に存在する地球以外の7つの惑星をテーマに作曲された曲です。曲を聴けば宇宙的なイメージを感じるこの「惑星」ですが、天文学的なイメージに基づいて作曲されたものではなく、占星術で象徴される各惑星のイメージに基づいて作曲されたそうです。確かに各楽章に割り当てられたサブタイトルを見てみれば、そんな感じがしますよね。
 
組曲「惑星」 作品32 [The Planets Op.32] (惑星 (組曲) - Wikipedia)

第1楽章火星戦いをもたらす者Mars*1農耕と戦いの神。火星を象徴
第2楽章金星平和をもたらす者Venus*2ローマ神話の女神。囲まれた菜園を司る神。金星を象徴
第3楽章水星翼のある使者Mercury*3科学、商業、盗人、旅人の守り神。水星を象徴
第4楽章木星喜悦をもたらす者Jupiter*4主神ゼウス、天空の神、転じて気象現象*5の神。木星を象徴
第5楽章土星老年をもたらす者Saturn*6クロノス、農耕神。土星を象徴
第6楽章天王星魔術師Uranus*7天空神、全世界を最初に統べた王。天王星を象徴
第7楽章海王星神秘なる者Neptune*8ポセイドン、海洋・地下水の支配者、泉の支配神。海王星を象徴
ホルスト:組曲「惑星」

ホルスト:組曲「惑星」

 
太陽系を英訳すると「ソーラーシステム*9」。こちらはお湯が沸きそうです。「Solar System」をgoogle英辞郎検索してみたところ、このような検索結果が。

  • Solar System Development Association
  • System Exploration Committee
    • 【組織】 太陽系探査委員会

同じく「Solar System」を名乗っているものの、凄い組み合わせだなぁ。
 
ホルストの作曲した作品について調べてみると、こんな曲が。
日本組曲 作品33 [Japanese Suite Op.33] (グスターヴ・ホルストの楽曲一覧 - Wikipedia)

  • 前奏、漁師の踊り (Prelude - Song of the Fisherman)
  • 儀式の踊り (Ceremonial Dance)
  • 人形の踊り (Dance of the Marionette)
  • 間奏、漁師の踊り (Interlude - Song of the Fisherman)
  • 桜の木の下での踊り (Dance Under the Cherry Tree)
  • 終曲、狼たちの踊り (Finale - Dance of the Wolves)



『日本組曲』(Japanese Suite)は、6つの楽章から成るバレエ音楽で、日本人ダンサー、伊藤道郎の依頼と協力によって、『惑星』と同じ時期に書かれた。「ねんねんころりよ、おころりよ」の歌詞で知られる子守唄を始め、日本の民謡の旋律が用いられいる。

なんか凄いぞ、「Dance Under the Cherry Tree(桜の木の下での踊り)」ってお花見の宴会か!? どんな曲なのか気になってしまいました。

*1:マルス

*2:ヴィーナス

*3:マーキュリー

*4:ジュピター

*5:特に雷

*6:サターン

*7:ウラヌス

*8:ネプチューン

*9:Solar System