ひな壇の上の席は気持ちが良い

先日の日記【id:beer_barrel:20050501:p1】にも書きましたが、自由演奏会@青山町では舞台配置の都合上、なんとひな壇*1上の席で演奏しました。ひな壇といってもトランペットやトロンボーンが座る高いひな壇ではなく、通常であればホルンやオケ管用に使用されるの10センチ程度の低いひな壇ですが、以前から憧れていた「ひな壇席」に変わりはありません! 我々クラリネット奏者がひな壇に登壇して演奏するには、オケに入るか、よっぽど変わった楽器配置を行うか、金管楽器を始めるかでもない限り不可能なので(汗)

そんな「木管奏者憧れのひな壇席」への登壇経験ですが、過去にも一度だけ学生時代に出演した演奏会の出し物のために登壇したことがあります。その出し物ですが、ビッグバンド用の曲を演奏するとのことで、われわれクラリネットやフルートといった楽譜のない降り番楽器の人間で行った出し物でした。クラやフルートの人間の殆どは、この時初めてひな壇上の席に着席したらしく、ひな壇の上は「これがひな壇席なのか!」という妙な興奮に包まれていた記憶が残っています(汗) もちろん私もひな壇席には大興奮!(笑)
ひな壇の上から地平席を眺めると、まるで山頂から山のふもとを見おろしているような爽快な気分に♪ まさしく吹奏楽界のアルプス席です♪
普段であれば見上げないといけない指揮者が今日はほぼ目線ツラ位置に立っており、ひな壇のふもとの地平席には人だかりができていました。「こういう席に座っている人って、地平席に座っている木管群の頭の上をぶっこ抜いて音を飛ばしたい気分になるんだろうな」と、一人で勝手に納得していました。

ただ座るだけで新しい発見が見つかるひな壇席、まだこの席に座ったことが無い木管奏者の方は、本番の日の朝などにホールのひな壇席に座り、本番中の情景を想像してみてください。逆に、まだ指揮者前の最前列席に座ったことが無い金管奏者の方は、本番の日の朝などにホールの指揮者前最前列席に座り、本番中の情景を想像してみてください。いろいろと新しい発見があるかもしれません。

*1:雛壇