ヘタクソの独り言

色々と日記の中で偉そうなことばかり言ってきた私ですが、楽器演奏の腕の方は「これでもか」って言うほどヘタクソです。もう十数年クラリネットをやっていますが、今だに心の中で思っているような音をそのまま楽器で出すことは叶いませんし、音を出せばリズムもグダグダです。練習中に注意されることも日常茶飯事です。ちなみに、今までの長い吹奏楽生活の中で、私の楽器の演奏について誰かから褒められたことなんて数える程度しかありません。
で、なぜ今だにヘタクソで怒られてばかりの私が吹奏楽を続けているのかといえば、「楽器を吹くことの喜び」と「仲間と音楽を組み立てていくことの喜び」を知ってしまったからです。このページをご覧になっている、大人になっても趣味で音楽を続けている皆さんに改めて言うべき事ではありませんが、仲間と楽器を吹くことって、本当に楽しい事ですよね。もっとも、ヘタクソの相手をする周囲の人は大変かもしれませんが(汗)
 
そんな楽器を吹くのが大好きな私ですが、時には楽器を吹くのがイヤになってしまう時も存在します。そんなときは暫らく楽器を吹くのを休んで体調を整えたり、逆に普段の練習とは違って思う存分楽器を吹いたりして、心身の状態を調整しています。
お金を稼ぐための仕事としてではなく、わざわざ貴重な時間とお金を裂いて趣味で音楽をやっている身です。目標を持って練習に励むことは大切なのですが、あまり無理してすぐ目の前にある目標に向けた練習だけに根を詰めすぎるあまり、楽器を吹くこと自体が嫌いになってしまったら元も子もありませんよね。
目前に存在する目標で何らかの成果を挙げるために血眼になって努力するのも「青春」っぽくて良いんですが、せっかく長く続けることが可能な趣味である楽器演奏なんだから、もっともっと長いスパン、例えば年を取って楽器が吹けなくなる日までの楽器生活を見越したモノの考え方も、同時に行ないたいものです。
 
ヘタクソなため、周りの方々には合奏や本番などで色々とご迷惑をお掛けしていますが、これからも精進してこの道を究めていきたいと思います。