ストリート・パフォーマーズ・マーチ

課題曲特集(id:beer_barrel:20050706:p1)の3曲目は「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」。
課題曲3「ストリート・パフォーマーズ・マーチ(高橋宏樹作曲)」は課題曲としては珍しい「サーカスマーチ」っぽい曲の構成になっており、この曲を聴いていると、目の前で楽しそうな大道芸が繰り広げられている情景を想起します。
この曲ですが、「トリオってどう聞いても『木陰の散○道』っぽい雰囲気だよな」と思っていたら、尚美の課題曲クリニックのページによると、この部分は「作曲者は『オン・ザ・モール(木陰の散歩道)』のTrioを意識して作った」とのこと。(⇒http://www.shobi.ac.jp/wind/kadai/2005/clinic_3_2.html) また、「すいそうがく」に掲載されていた高橋さんのライナーズノートによると、「演奏会などはTrioを歌にしてみる、打楽器を足してみるなどの工夫をしてみてください。ただし、コンクールではくれぐれもやらないでくださいね。」とのこと。やっぱり「木陰の散歩道」ですか。。。
 
大道芸といえば楽しいイメージばかりが連想されますが、この曲の中には何故か物悲しげな部分も登場します。この部分は、大道芸人(ピエロ)の秘めている哀れさを表現しているとのことです。
この曲の見せ場は、何といってもFの手前の強烈な減速とFに入ってからの強烈な加速! ここは加減速をカッコ良く決めたいところです。
 
さて、この曲には作曲者が考えたストーリーがあるとのこと。「大道芸人のある一日についての物語」だそうですが、具体的な物語のストーリーについては、それぞれの演奏者が考えて欲しいとのことです。いったいどんな物語が誕生するのでしょうか、楽しみです。

スクリーマーズ~サーカス・マーチ集

スクリーマーズ~サーカス・マーチ集

  • アーティスト: イーストマン・ウインド・アンサンブル,キング,ファラー,ハフ,フィルモア,リブル,ドゥーブル,ヒード,アレン,フューフィン,ジェウェル
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/06/05
  • メディア: CD
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