自由演奏会に参加しました

鉄道の日記念きっぷ

1872年10月14日、日本ではじめて鉄道が運転されたそうです。これを記念し、10月14日は「鉄道の日」と制定されています。この日を記念して発売されるのが、JR全線が乗り放題になる「鉄道の日記念きっぷ」です。
この「鉄道の日記念きっぷ」ですが、要するに「春休み・夏休み・冬休み」という学生の三大長期休暇に発売されている「青春18きっぷ」の秋版です。ただ青春18きっぷとは違い、3回で9,180円と少し高めの値段設定であり、青春18きっぷと違って子供用きっぷも存在しています。

長き道のり

さて、うちの奥さんは以前からいろんな場所で開催される自由演奏会に行きたがっていたので、「このきっぷを使えば、安く行けるよ」と教えたところ、蒲郡で開催される自由演奏会に参加することとなりました。
さて、西宮から蒲郡までの所要時間は約4時間。本数が多い東海道線一本で行ける場所であり、乗換も標準では大阪と米原と大垣の3カ所だけなので、終電のダイヤさえ確認すればダイヤの下調べは必要ない初心者にもおススメの楽なコースなのですが、やはり4時間も電車に乗り続けるのはしんどい・・・
昔はよく遠くまで列車に乗って鉄の名所に出かけましたが、最近では出不精のヒッキー鉄なので、4時間の長時間移動は辛そうです。。。

本日の行程

まずは西北へ

さて本日の行程ですが、西宮北口の始発(4時36分発)に乗車するため、まず自宅から阪急西宮北口まで自転車で移動。阪神西宮駅は家のすぐ近くですし、JRの西ノ宮駅を使えば梅田までの電車賃を節約できるのですが、大阪駅始発5時00分の電車に乗るためには、どうしてもこの電車に乗らなければ間に合いません。という訳で、本日は3時起床(早っ!)
さて今日持参した楽器ですが、アルトクラリネットとアルトサックスのアルト管二本・・・ これにアルトホルンやアルトフルート、アルトトロンボーンなどがあれば最強なのですが、そういったシロモノには興味は無いのでパス。
アルトサックスを背中に担ぎ、アルトクラを自転車の前かごに乗せ、かばんを手に持って出発! ここで自転車がコケたら大変な状態です(汗) サックスは肩から担げるセミハードケースなので持ち運びが便利なのですが、アルトクラのケースにはそんなもの存在しません。なんか担ぎやすいケースって無いかな?

東へ・・・

西北からは阪急神戸線で梅田まで移動。梅田での乗換時間は5分程度しかないので、急いでJR大阪駅へ向かい、5時発の京都行き電車に乗車。ここでモタモタして乗り遅れると到着が30分遅れます。
この電車は5時44分に京都に着き、そこで5時49分発の米原方面行きの電車に乗り換えます。この電車に乗ると、米原到着は6時59分。始発の新幹線を使えば、一時間遅く家を出ても既に名古屋駅に着いている時刻です。この時間帯は快速や新快速が走っていないので、とにかく時間がかかります・・・

関ヶ原越え

そんなこんなで、ヒィヒィ言いながら米原駅に到着。が、ここには巨大な誘惑の落とし穴が! 「新幹線乗換口」という誘惑の落とし穴が、巨大な口をポッカリと開けて旅行者の前に立ちはだかっています。まぁ私の場合、米原のような大阪の目と鼻の先の場所で誘惑に負けることは無いのですが、うちの奥さんが誘惑に負けそうな雰囲気でした。
「行きから新幹線使ったらあかん、帰りに使うかもしれんから我慢するように!」と、誘惑をなんとか振り払い、7時14分発の大垣行きの列車に乗車。乗車した列車は117系、今だに117系と踊り子や旧新特急に使われていた185系との違いが良く判りません(苦笑) そんなこんなで、いよいよ関ヶ原越えです。
途中、関ヶ原駅を出た近辺で、東海道線の急勾配を緩和するために建設された、新垂井を経由する迂回線を確認。あちらの線路こそが東海道線の下り本線で、今乗っている電車が走っている上り本線の隣にある線路は「垂井線」という東海道本線の別線なのですが、私はこちらの線にしか乗ったことがありません。ちなみに、東海道線を下り方面(大阪方面)へ走る特急列車や貨物列車は、今でも新垂井を経由する東海道線の下り本線を走行しています。

大垣駅

そうこうしているうちに、大垣駅に到着。大垣といえば、ムーンライトながらの終着駅として全国的によく知られている駅です。このムーンライトながら、どうせなら関ヶ原を超えて米原(=JR東海の最西端)まで走らせてくれれば、関西圏からの利用が非常に便利になるのですが・・・
さて、米原駅には他にも樽見鉄道近畿日本鉄道が乗り入れています。大垣駅で見かける近鉄電車、名古屋で見かける近鉄電車以上に不思議な感覚です。ちなみに私の実家の近くにある駅も、大垣駅の料金表に掲示されていました。
大垣からは7時55分発の特別快速に乗車。あとは9時02分到着の蒲郡まで一直線です。

もうすぐ蒲郡

名古屋駅に近づくとセントラルタワーズが見えてきますが、それよりも目を引くのが名古屋駅前にぶっ建っている巨大河合塾と巨大高砂殿。これを見ると「名古屋にやってきたんだ!」と感じてしまいます。さすがはいきなり鶴舞公園でオリンピックを開催してしまう都市・名古屋、凄すぎです。
名古屋駅構内には銭取らるライナーセントラルライナーが停車中。最初に銭取らるライナーと名づけた人にはセンスを感じます。
岡崎駅では愛知環状鉄道の列車が停車中、森憎木殺モリゾーとキッコロが出迎えてくれる愛・地球博には結局行けずじまいで終わってしまいました。モリゾーとキッコロ、キャンペーンでうちの会社のすぐ近くの繁華街や大阪市内のターミナルにやってきたのは見かけたんだけど。
そして、やっと蒲郡に到着。西北から約4時間半、遠かった・・・

自由演奏会

そうそう、鉄分が高い話しで終わりそうでしたが、今日の主目的はたぶん自由演奏会への参加。本日の会場である蒲郡市民会館ですが、海のすぐ近くに建っていました。「海のすぐ隣にあるホールなんて、珍しい」と思っていたのですが、よく思い出してみると海のすぐ近くにあるホールって、明石市民会館や津名のしずかホールなど、兵庫県内だけでも何ヶ所か存在していますよね。
さて、先週の自由演奏会はなんとなくB♭クラリネットを出しづらい雰囲気だったので出せずじまいでしたが、今日は人数も多く、座席配置もゴチャっとしていたので、アルトクラとアルトサックスを二本とも持って席に着きました。ちなみにとなりの席にはうちの奥さんがピッコロとソプラノサックスを持って着席。なんかこの一角だけ微妙だぞ?
うちの奥さんの楽器(ピンクゴールドのソプラノサックス)は、今日も「可愛い」と女の子たちに大人気。。。 女の子ってそんなにピンクゴールドが大好きなのか?
 
アルトクラですが、やっぱりバスクラとかの木低エリアじゃないと吹きにくいものです。もっとも、木低エリアに居たら居たで、高音と一緒の動きの部分が非常に吹きにくかったりする訳ですが。
あと、アルトクラはあまり大人数が爆音で吹いている中で吹くもんじゃないな、と思いました<どこかの楽器と同じ動きですし、そもそも楽器を吹いていて自分の音すら聞こえねーし(汗

帰りも大変!

そんなこんなで無事に自由演奏会が終了。知り合いの方々と軽く食事をして再び西宮に向けて出発。帰りは新快速が走っているとはいうものの、これまた大変! 家に帰り着いた頃にはグッタリでした。