火垂るの墓

今日はテレビで「火垂るの墓」の実写版を放映していました。「火垂るの墓」のアニメ版ですら見るたびに鬱な気分になるのに、実写版のドラマなんてとても見てられません。という訳で今回はパス。
この火垂るの墓の原作小説(野坂昭如 著)ですが、なんと原稿締切に追われた野坂氏が出版社向かいの喫茶店にてわずか数十分で書き上げた作品とのこと。「わずか数十分」で書いた作品だからこそ、計算し尽くされて書かれた小説よりも、多くの人の心に深く突き刺さる小説になったのかもしれません。
 
この「火垂るの墓」ですが、劇場上映時は「となりのトトロ」との同時上映でした。「となりのトトロ」を楽しみに映画館に行った少年少女たちの多くが、映画館を出る頃には鬱な気分に打ちひしがれたことでしょう。こんな組み合わせで映画を公開するなんでビックリです。