地元産フルート吹き比べ さいたま市でフェスタ開催

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200512040009a.nwc

「フルートの普及・啓発」と「地元産業の振興」を目的とした「彩の国フルートフェスタ2005」って、、、 なんだか地場産業振興展みたいで、他の楽器を寄せ付けないお上品さが漂い、女の子として生まれた人間であれば一度は吹いてみたいと憧れるというフルートには似つかわしくないような気が。
「フルート産業」という言葉があるということは、「クラリネット産業」という言葉も!! たしかに我々が使っている楽器たちも工業製品であることには違いないのですが、なんだかなぁ。
さて、日本が高級品分野のフルートで約七割の世界シェアを誇っており、その大半が埼玉県内で生産されているなんて、今はじめて知りました。日本で楽器の名産地といえば浜松を中心とした静岡県で、日本の楽器産業といえば廉価品の楽器に強いイメージがあるので。

フルートの高級品は、素材によって価格が決まり、高いものだと銀や金の使用量が多く、その分いい音色が出る。この日は二十万円程度の学生向けモデルから、約六百五十万円の演奏家向けモデルが展示されていた。

出ました、家が買えそうな価格のフルート! 以前楽器屋さんでうちの奥さんが数百万円もするフルートを「コレ、音いいよね♪」などと言いながら試奏していたときは、いろんな意味でマジビビりました。
それにしても高級フルート、なんかトスカ*1を「ありえねー値段」とか、「ダブルリードは楽器の値段が高すぎ!」などと言っているのが一気に吹っ飛びそうな素晴らしい価格設定です。クラリネットよりもお手頃な価格でそれなりの楽器が買えるにも拘らず、上の価格を見れば天井知らずという、なかなか恐ろしい楽器です。

*1:ビッフェ・クランポン社製のクラリネット。かなり素敵なお値段