国家認定ビンテージ

「レンタル」という名目での譲り渡しが認められるなど、事実上骨抜きにされたのか、やっぱり4月1日から施行されたのか、いまひとつよく判らない状況のPSE法ですが、経済産業省から3月30日に発表されたPSEマークなしで中古販売できるビンテージ機器リストがコレ。
http://www.meti.go.jp/press/20060330004/vintage-list-set.pdf
要するに「国家認定ビンテージリスト」ですか。。。
 
電子楽器に関しては門外漢なので、私もこのリストを見ただけではサッパリ判らないのですが、ビンテージ楽器なんてある人にとっては素晴らしい楽器でも、別の人から見れば単なるボロくて古い楽器、ここは楽器奏者が持っている価値観によって大幅に判断が分かれる部分です。「国家がビンテージ楽器を認定、しかも数日間のやっつけ仕事で」ということ自体がいかがなものかと。
このリストがそれなりに説得性があるものであればまだ良かったのでしょうが、ここが変だよ、“国家認定ビンテージ” - ITmedia NEWSによると、どうやら何とか施行に間に合わせるために楽器屋から情報を上げさせて作ったリストだけあって、信頼度は今ひとつの様子。。。
パッと線引きができるものではないし、人によって判断が分かれる部分だけに、難しいところです。