フニクリ・フニクラ

フニクリ・フニクラといえば、日本では「鬼のパンツ」というイメージが強いですが、この曲はもともと1880年にトーマス・クック社によって敷設されたヴェスヴィオ火山山頂までの登山鉄道「フニコラーレ(ケーブルカー)」の宣伝ソングとして作曲された曲で、「世界最古のコマーシャルソング」とされているそうです。
なおこのフニクラーレ、1944年3月22日の大噴火が原因で廃止され、現在はケーブルカーに代わってリフトが運行されているそうです。鋼索鉄道に比べれば特殊索道は鉄分が少ないから残念。
日本では  鬼のパンツ  子供向けの曲として知られるフニクリ・フニクラですが、原詩は登山列車に乗った男が女に告白するべきか否か迷っているという歌。いつでもどこでも恋愛について考えているのがイタリアらしいですね。
 
フニクリ・フニクラといえば、北大阪急行の接近メロディ。「なんで接近メロディに『鬼のパンツ』の曲なんだ?」と思っていましたが、鉄道として非常に由緒正しい接近メロディだったんですね。