高尾山その2―高尾山登山電鉄

イカー姿の観光客が溢れる中、なぜか楽器を持った三人が高尾山口駅に降りたちました。この日の藤野での集合時間は15時のため、朝7時に新宿駅に到着した私たちは8時間ほどどこかで時間を潰さなければなりません。そこで選んだのが、新宿と藤野の間にある高尾山です。
楽器を持っていることだし、歩いて登るのはしんどいので、とりあえずケーブルカーで登山することに。(「最初からケーブルカーが目的だろ?」という突っ込みはお断り) 高尾山口駅から歩いて数分ほどの場所に高尾山登山電鉄の清滝駅があるので、「ケーブルカーなのになぜ登山電鉄?」という疑問はさておき、さっそく清滝駅へと向かいました。
なおこの区間、ケーブルカーと平行してリフトも運行されているとのこと。たろー氏がリフトに乗りたそうな顔をしていましたが、そんなにリフトに乗りたければ素直にリフトに乗れば良いのに・・・(たろー氏は後日改めてこの日乗れなかったリフトに乗るために高尾山へ向かうことでしょう)
 
しばらく歩いて清滝駅に到着。駅では隣に自販機があるにも拘らず、窓口できっぷを購入。見た感じ軟券か硬券か微妙なきっぷでしたが、軟券でした。
改札口では、今では懐かしい改札鋏がお出迎え! ほんの10年ほど前までは普通に見かけた改札鋏ですが、あっという間に改札印になり、そのうち自動改札になってしまいました・・・ もっとも、有人改札や車内改札では今でも改札印が貰えますが。
 
改札を入ると目の前にはケーブルカーが! という訳で、さっそく記念撮影。高尾山といえばサルの名所なので、ヘッドマークにもサルのマークが! ホームは傾斜の低いケーブルカーにありがちな坂道式ですが、なんか車体の角度が大変なことに・・・
車内前方には高尾山の巨大なお札が掲げられており、なんとなく京阪電車風味。ちなみに京阪電車では鉄道線には成田山の御札が掲げられていますが、鋼索線(=男山ケーブル)には石清水八幡宮の御札が掲げられています。男山は石清水八幡宮の神域ということで、このあたりはキチッとしておかないとダメなんでしょうね。
 
発車してしばらく経ったころ、前方を見ていると大変なことが発覚! なんじゃこりゃ、反比例のグラフですか、それともヒモ付きジェットコースターですか!? それもそのはず、この高尾山登山電鉄こそ、日本でもっとも傾斜角のきついケーブルカーとのこと!
でも皆さんの多くは普段から傾斜角90度のケーブルカーに乗車しているのですが・・・(それはケーブルカーじゃなくってエレベーター!)
 
紐が切れないかどうか心配。。。「ケーブルカーは安全ですとアピールするためにも「フニクリ・フニクラ」のようなコマーシャルソングを作らにゃいかんな」と、ヒヤヒヤしているうちに駅に到着。