大人には聞こえぬ世界

トトロ@所沢やピーターパン@ネバーランドなど、大人には見えない世界は有名ですが、実は大人には聞こえない世界も実在しているそうです。

・・・。聞こえねー

本当は黒かったネバーランド

子供にしか聞こえない音は聞こえず、所沢と聞けばダイオキシンを、ネバーランドと聞けばドス黒い思惑が渦巻く某世界的著名歌手の自宅兼遊園地を連想してしまうほど心が荒みきった今日この頃ですが、ピーターパンたちが住む夢と希望が溢れる幸福な世界だと思われていたネバーランドも、実は某自宅兼遊園地と同じくドス黒い思惑が渦巻く暗黒の世界だったのです!

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夢の国と思われていたネバーランドですが、実は・・・

wikipediaのピーターパンの項目によると、ネバーランドにはピーター・パンと同じく年を取らない子どもたちが沢山住んでおり、ピーター・パンは彼らのリーダー的な存在です。
ピーター・パンは、ディズニー版では天真爛漫なキャラクターとして描かれていますが、原作では純粋で一途な反面、善悪やけじめの見境がなく身勝手という、子供の長所と短所をデフォルメした「子供の象徴」として描かれているそうです。
ピーター・パンに悪役として登場する海賊ジェームズ・フック船長は、ディズニー版では悪人だけどアホで間抜けなキャラクターとして描かれていますが、原作では狡猾で頭の切れる人間であると同時に、合理的で紳士な人物という、幾つもの顔を使い分けて世渡りをしなければならない大人の姿をデフォルメした「大人の象徴」として描かれているそうです。
 
「年を取らない」と思われているネバーランドの子供たちも、ネバーランドの主であるピーターパンと、妖精のティンカーベルを除けば、いつしか大人へと成長する日がやってきます。が、ネバーランドには大人は住んでいませんね? その理由は簡単です。
大人に成長しそうな子供をピーターパンが規則違反を理由に執念深く殺しているから
です。・・・黒っ。でもこれが原作の公式設定。ちなみに元子供の殺害方法ですが、「ピーター・パンの短剣で刺し殺す」、「ティンカー・ベルが上から突き落とす」、「ワニの餌にする」などだそうです・・・
ネバーランドはいつまでも純粋な子供のままで居続けられる夢の国だと思われがちですが、「純粋な子供のままで居続けられる夢の国」ではなく、「子供の間しか生きることを許されない恐ろしい国」だったのです。いやぁ、本当は黒かった「ガリバー旅行記」と同じく、イギリスって本当に腹黒小説が多いですね。
 
ピーターパンの世界にはたびたびフック船長をはじめとする海賊(大人)が出没するそうですが、実は彼らはピーターパンが殺しそこなって大人になってしまった子供たちの成れの果てかもしれません。