惑星昇(降)格選挙が開催される

先日話題になった「太陽系の惑星が9個から12個に増える」というニュースですが、学会では反対意見が多いらしく、会議が紛糾しているようです。

によると、そもそも惑星を増やす方向で検討に入ったのは、

観測技術の向上で冥王星と同程度の大きさの小天体が相次いで発見され、「冥王星は惑星と呼べるのか」「そもそも惑星とは何か」という議論が持ち上がっていたため

との理由から。当初、冥王星小惑星に降格させるという意見が強かったようですが、「歴史的経緯」もあっていまさら小惑星へ降格させるのが困難なため、増やす方向で検討に入ったようです。

の記事のとおり、近々どの星が惑星か否かを決める投票が開催されるそうですが、そもそも地球の衛星である月やガリレオ衛星のガニメデやイオよりも小さい星ですし、新分類では冥王星および新しく追加される惑星は「冥王星族」という他の8惑星と小惑星の中間にカテゴライズされる予定だったそうですし、ホルストの惑星も「火星、金星、水星、木星土星天王星海王星」の7楽章(=地球以外の7惑星)だし、最近付け加えられた「冥王星」の楽章も蛇足だとの声が強いようですし、冥王星小惑星に落とせば万事解決だと思いますが。
既得権益の打破による構造改革」はどこの世界でも難しいようです。



ホルストの惑星。冥王星付きと冥王星無し
ホルスト:惑星

ホルスト:惑星

ホルスト:惑星(冥王星付き)

ホルスト:惑星(冥王星付き)