演奏会に行ってきました

先日、出身校の定期演奏会に行って来ました。
この日の演奏会の会場は大阪のフェスティバルホール! 今から振りかえって考えれば、あのフェスティバルホール定期演奏会が開けたなんて贅沢の極みです・・・ さらに12月には同じく大阪のシンフォニーホールで演奏する機会もあり、毎年フェスティバルホールとシンフォニーホールという大阪の二大ホールで演奏できたという、今では考えられない贅沢っぷり!
って、・・・二年前にもまったく同じ書き始めの日記を書いていたような気が→[id:beer_barrel:20051130]


ちなみに二年前の日記には、

フェスティバルホールでの定期演奏会ですが、なんと今年が最後だとのこと。来年の定期演奏会からは、西宮北口に建設された「兵庫県立芸術文化センター」にて開催されるとのことです。

と書きましたが、去年は芸文で演奏会を開いたそうですが*1、今年はまたフェスで定演でした。

演奏会の曲目

今日の演奏会の曲目は次のとおりでした。

創部40周年を記念して真島氏に委嘱したという「三日月に架かるヤコブのはしご」。この曲は「真島節炸裂!」っていう感じの曲です。私は初見に近い状態でこの曲を演奏したことはあるものの、真面目に練習してからこの曲を演奏したことが無いので、いちど真面目に練習してからこの曲を演奏してみたいものです。さてこの日の演奏ですが、この曲は楽譜も非常に難しい曲ですが、少し気が焦っているようで、もう少し落ち着いた演奏ができれば良かったのに、と感じました。
「ダフニスとクロエ」と「シバの女王ベルキス」ですが、聴いてて思わずヒヤッとする場面もありましたが、安定的に演奏できている部分では豊かな色彩感が感じられる演奏でした。昔から思うのですが、オケアレンジ物が上手なのは伝統の為せる技でしょうか。
私が個人的に最も注目していた「フェスティバル・バリエーション」ですが、大曲続きで練習も非常に大変なこの日のプログラムのためか、少し演奏に粗が目立ったように感じてしまい、もう少し細部までキッチリと詰めて仕上げて欲しかったな、と感じる演奏でした。
「天国と地獄」ですが、とても軽快に仕上がっており、良い演奏でした。
全体的に見れば、非常に大きなホールで鳴らしにくくて合わせにくいのは私も十分承知していますし、私の座った場所が二階席とあまり条件が良くなかったためかもしれませんが、まるで舞台と私の座っている席の間に幕が下りているかのように音が聞こえてしまいました。ひな壇の上の金管がもう少し鳴った、もう少し思い切った演奏が、もう少しパート間の連携が取れている状態でできれば、まったく違った印象に仕上がったのに、と残念に感じました。


最後に毎年のことですが、演奏会の最後に演奏される「また会う日まで」を聞くたびに、この演奏会で引退する四回生の四年間の苦労の日々、そして私の現役時代の日々を思い、じ〜んとしたものが込み上げてきます。が、今年の「また会う日まで」は少しテンポが早く、曲終わりのアーメンも短かったように感じた気が。実際にテンポが速かったのでしょうか、それとも私が年を取ってネチーっとしたせいでしょうか?

*1:私は所用で行ってません