第19回朝日作曲賞/第1回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール

全日本吹奏楽連盟のサイトに、今年度の朝日作曲賞、および全日本吹奏楽連盟作曲コンクールの第一位が発表されていました。

今年の両賞ですが、、

朝日作曲賞 「16世紀のシャンソンによる変奏曲」(諏訪雅彦作曲)
全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位 「躍動する魂 〜吹奏楽のための」(江原大介作曲)

がそれぞれ選ばれたそうです。


さて今回の朝日作曲賞を受賞した諏訪氏といえば、2003年度朝日作曲賞受賞作品「ウィナーズ―吹奏楽のための行進曲」の作曲者。また今回の作品は、「16世紀のシャンソン」ということで、フランスルネサンス歌曲が題材とのこと。
課題曲で変奏曲といえば、さくらさくらの変奏曲や、グリーンスリーブスと埴生の宿とアニーローリーを足した行進曲や、ホシに関する曲を集めたマーチなどがありました。
私はまったく16世紀のフランス・ルネッサンス歌曲には詳しくない、という古楽や歌曲自体に詳しくないのですが、どんな曲が収録されているのでしょうか、楽しみです。


調べた情報によると、16世紀のフランス・ルネッサンス歌曲として、クロード・ド・セルミンの作品や、クレマン・ジャヌカンの「戦争」や「鳥の歌」などが有名だそうですが、曲名はもちろん、名前すら知らない人ばかりです。。。
どんな雰囲気の曲が16世紀のシャンソンなんだろうと音源を当たってみたところ、クレマン・ジャヌカンの「戦争」、この曲って実は吹奏楽では非常に有名な曲のような気が。
これは期待です。


そういえば、星に関する曲を集めたマーチですが、あの曲も「課題曲」でなおかつ「シャンソンによる変奏曲」なんですね。16世紀ではなく、18世紀あたりの曲ですが。はじめて「きらきら星変奏曲(モーツアルト作曲)」の名前を聞いたとき、「なんでスターパズルマーチを日本語で言うんだろ?」と疑問に思ったのはここだけの話(汗)
ちなみにシャンソンといえば、ほかにも「愛の讃歌」や「枯葉」、「愛の喜び」、「オー・シャンゼリゼ」あたりが有名です。


さて今回の審査は6月19日に普門館にて行なわれたそうですが、その直後、公式発表前にもかかわらず、審査結果がネット上に流れていました。私もその情報を目にしましたが、「ガセかもしれない」ということで取り上げませんでしたが、あの情報は当たっていたんですね。

ちなみにこの2曲ですが、来年度(2009年度)の全日本吹奏楽コンクール課題曲となるそうです。残りの3曲についてはあらためて発表するとのこと。
この残り3曲に関する情報も流れていましたが、 果たしてどれだけ正しいのやら・・・