京都へ小旅行 第一楽章:男山

【【【このネタは鉄分が非常に高いので、注意が必要です】】】

今日は京都の方に行ってきました。というのも、昨日「頭文字D」で逢坂越えと浜大津カーブのネタを読んで、発作的に京阪京津線に乗りたくなってしまったからです。この京阪京津線がまた凄い! 地下鉄・郊外電車・登山電車・路面電車といった要素を僅か十キロほどの路線で兼ね備えてしまったという、一粒で何度も美味しい路線です。まだ京阪京津線に乗ったことのない方は、是非一度ご乗車ください。

京阪京津線を目指すに先立ち、今日はまず以前このBlogでも話題となった(id:beer_barrel:20050228)「飛行神社」へ参拝&資料館を見学しようということで、京阪八幡市駅を目指しました。
という訳で、さっそく阪急夙川駅のサービスコーナーにて「スルッとKANSAI 3daysチケット(スルッとKANSAI)」を購入! この切符、一枚5000円とちょっと値段が張るのですが、関西の主な私鉄やバスが3日間乗り放題と、使い方によってはなかなかお得な切符です。JRの18切符と並び、今となっては関西の私鉄乗り潰しには欠かせないアイテムです。
乗り放題エリア:スルッとKANSAI
 
今日は淀屋橋から「京阪のる人、おけいはん」でお馴染みの京阪電車に乗車。淀屋橋のホームの逼迫っぷり、北浜駅でホームから抜けきれないまま信号待ちしている電車、とても関西私鉄とは思えない堂々とした複々線区間、やたらと駅間距離が短く隣の駅どころか二つ先の駅まで見えてしまいそうな守口市駅までの区間、他の私鉄に比べてやたらと線路への立ち入り防止対策が厳重になされている沿線の柵などを眺めているうちに、八幡市駅に到着。
このまま「飛行神社」にお参りをして先を目指しても良かったのですが、「石清水を拝まざりければ、心うく覚えて」しまいそうなので、まずは石清水八幡宮へとお参りすることにしました。 ・・・まぁ、要するに「男山ケーブル」に乗りたかった訳だが。

ケーブルカーといえば、昨年の夏に友人と「屋島ケーブル」に乗車した直後、「屋島ケーブル」の「無期限営業休止(要するに廃止)」が発表されると言う、痛ましい出来事がありました。もっとも、そんな「屋島ケーブル」ですが、ケーブルカーに乗車後二人で「こりゃ絶対長くは持たないぞ」と言い合った訳ですが。
そんなこんなで、さっそく男山ケーブルに乗車。つーか、京阪特急塗装かよ。。。

ケーブルカーの車内には大河ドラマ義経絡みでしょうか、鞍馬の広告で埋め尽くされておりました。ちょっと前まで「新撰組!」「新撰組!」といって、おけいはん新撰組一色で埋め尽くされていたのに。。。 今では新撰組のラッピング電車も、義経のラッピング電車にはやがわりですよ! さすがは日本人だ!

「こんな節操のない宣伝なんてして、鞍馬に行く奴なんて居るのか? そういえば、鞍馬といえば宗教法人鞍馬寺の経営する鞍馬寺ケーブル。乗りに行かねば!」という訳で、節操のない宣伝に釣られた私は旅の目的地を京阪京津線浜大津から、叡山電鉄鞍馬駅に変更<おぃ いやぁ、こういった途中での旅程変更が容易なのも、フリー切符の魅力ですよね。
そんなことを考えているうちに、僅か3分ほどで山上駅に到着。つーか中間の交換部分が見えているし、めっちゃ走行距離が短いんですが。という訳で、男山ケーブルのお力添えを得て、仁和寺の法師がたどり着けなかったという逸話の残る石清水八幡宮にお参りできました。