うさぎとトランペット

先日、楽隊のうさぎの続編として書かれた「うさぎとトランペット」を読みました。

うさぎとトランペット

うさぎとトランペット

===あらすじ掲載、ネタバレ注意===
楽隊のうさぎの続編として書かれたこの小説ですが、小学五年生の「宇佐子(うさこ)」を主人公に、クラリネットを吹く転校生であるミキちゃんとの出会い、二人の通っている小学校での出来事、ミキちゃんがクラリネットで入っており、宇佐子も団員のお兄さんにトランペットを教えてもらっている市民吹奏楽団「ピンクバナナ」での出来事を描いた小説です。
この団員のお兄さんですが、なんと毎朝公園でラッパの練習をしているとのこと。朝っぱらから屋外でトランペットの練習をするなんて、リアルでやったらめっちゃ近所迷惑やし(汗) しかもこの毎朝ラッパを吹いているお兄さんですが、「楽隊のうさぎ」で登場した、クラリネット吹きの有木君だったとのこと。後々小説の中で判明することですが、有木君は吹奏楽部に入部した時トランペットを希望したけど、人数の都合でクラリネットに回されてしまったとのこと。吹奏楽部ではありがちな話ですよね。
別に希望される楽器に移るのは結構な事なんですが、クラ吹きとして一言申し上げておきます。「この、裏切りもんがっ!」(苦笑) それと同時に「貴重な曲がりクラ要員が・・・」っていう感じです。しかし「クラ吹き+男」と聞いただけで曲がりクラ要員を連想してしまう俺って、もうかなり末期的な症状かも。
 
顧問が転任した後の花之木中学吹奏楽部の惨状や、楽団名の「ピンクバナナ」など、まだまだ気になる部分が沢山あったので、その辺りのネタについてはおいおい。