マクベス

「次の演奏会で『マクベス』を演奏するかも」という話が。マクベスと聞けば、ベルディ作曲の「歌劇マクベス」、ショスタコーヴィチ作曲の「ムツェンスク郡のマクベス夫人」、マスネ作曲の「劇的風景マクベス」、そして作曲家のW.F.マクベス(「カント(1978年度全日本吹奏楽コンクール課題曲B)」や「マスク」、「聖歌と祭り」、「ドラマティコ」などの作曲者)が思い浮かぶのですが・・・

カント

マクベス作曲の「カント」、なんと全国大会で演奏した団体は0団体*1だったとのこと!ちなみに前年の課題曲である「行進曲『若人の心』(1977年度全日本吹奏楽コンクール課題曲D)」も、全国大会で演奏した団体は0団体だったとのこと! サードや列車も驚きの不人気っぷりです。
この「カント」、海外の作曲家の吹奏楽作品であり、にも拘らず和風(=さくらさくらの変奏曲)な曲であり、曲中には手拍子の箇所があるなど、課題曲としては非常に斬新な作品です。高度な技術への指標やディスコ・キッドなど、興味深い課題曲が沢山生み出されていた時代を感じさせられます。

*1:地区・県大会レベルでは、それなりの数の団体が演奏していたそうですが。