第1回全日本吹奏楽コンクール(奈良に行ってきました その3)

橿原神宮

同行者とは別れてしまいましたが、せっかく橿原神宮前駅まで来たので、橿原神宮に参拝することに。橿原神宮といえば、現在では建国記念日に凄いことになることで知られている神社ですが、吹奏楽界にとっては「第一回全日本吹奏楽コンクール」の会場として知られている場所です。

以前、毎年建国記念日に開催されるアンサンブルコンテストの関西大会が、八木にある奈良県立橿原文化会館で開かれたとき、会場付近が非常に凄いことになっていました・・・ が、もちろん年がら年中凄いことになっている訳ではなく、この日はお盆休みにも拘らずほとんど参拝者が居なかったため、静かにお参りすることができました。

橿原神宮は、初代天皇である神武天皇と、その皇后である媛蹈鞴五十鈴媛命をお祀りするため、明治23年神武天皇が即位し、日本を建国した当時の宮があったとされる畝傍山の麓の橿原宮跡に創建された神社です。昭和15年(紀元2600年/西暦1940年)には紀元2600年記念事業ということで、神域が大幅に拡張されるとともに、社殿や付属の建物類も整備拡張され、現在の姿になったそうです。
また紀元2600年にあわせ、全国各地でさまざまな奉祝イベントが開催されたそうですが、その奉祝イベントの一つとして、1940年11月23日に第一回の全日本吹奏楽コンクールが、ここ橿原神宮(と、大阪朝日会館)で開催されました。

ちなみに第一回全日本吹奏楽コンクールの課題曲は下記の通り

吹奏楽 行進曲「大日本」 海軍軍楽隊
喇叭鼓楽部 意想曲「野営の篝火」 大沼哲

以前、このコンクールで優勝した学校の定期演奏会を聞きに行ったとき、プログラムにはしっかりと「第一回全日本吹奏楽コンクール・優勝」と記されていました。

ここ橿原神宮ではじまったイベントが、日本の吹奏楽界を大きく揺るがす大イベントに成長し、日本の吹奏楽界の発展に大きく寄与したとういうことで、これまでの吹奏楽界の発展に対する感謝と、今後の吹奏楽界のますますの発展をお祈りしてきました。
 
しかし、具体的にどの場所でどのようにしてコンクールを開いたのかは謎

===まだまだ続きます?===