今日は百太夫神社のお祭り日

今日は、先日の初詣のとき、一緒に参拝した奴が「人形の神様って、要するにフィギュアの神様だ!!」と、正月からド派手な不規則発言を行った、西宮神社境内社である百太夫神社のお祭り日だそうです。

この百太夫神社は、西宮神社の近くに住み、えびす様のご神徳を題材とした人形劇を全国で上演し、それによってえびす様への信仰を全国に広めた人形遣い(傀儡師)たちが信仰した神社だそうです。
もともとこの神社は西宮神社の外、現在の阪神西宮駅前にあるNTTビルのあたりに鎮座していたそうで、現在同地には記念碑と銅像が建立されています。

傀儡師

この人形遣いを題材に、大栗裕が「マンドリンオーケストラのための組曲『傀儡師』」という曲を作曲しました。
大栗裕といえば、「大阪俗謡による幻想曲」や「吹奏楽のための小狂詩曲」などの作曲者として吹奏楽界では知らぬ人間が居ないほど有名な作曲家で、その民族的な作風から「東洋のバルトーク(日本のバルトーク/浪速のバルトーク)」と呼ばれ親しまれていますが、残念ながら吹奏楽界では大阪俗謡や吹奏楽オリジナル作品(最近では管弦楽作品の一部)以外の大栗作品は、意外と詳しく知られていません。
 
Wikipediaの大栗裕に関するページによると、実はマンドリンオーケストラのために書かれた相当数の作品があるそうです。

ちなみに吹奏楽曲はこれ以外にも下記のような曲が存在します。

あと忘れてはいけない曲として、「2000人の吹奏楽の歌(現在の呼称:3000人の吹奏楽の歌)」も大栗作品です。
 
あまり長く書くと大栗ネタで終わってしまいそうなので、大栗氏の話題は日を改めますが、確か我が家に「傀儡師」のMDが有ったはずなので、百太夫神社のお祭り日だし、探して聞いてみよう。