本当は怖かった「ローマの松ぼっくり」

先日、昭和の始めごろは風光明媚な白砂青松の海水浴場としてその名を全国に知られていた浜寺公園*1の松林の中で、浜寺公園が華やかだった昔日に思いを馳せ、「ローマの松やなくて、浜寺の松やな〜」と談笑しながら地面に落ちている松ぼっくりを見ていたら、急に「ローマの松の木に実る『松ぼっくり』って、めっちゃ巨大やねん!」という話になりました。
 
ローマでローマの松や、ローマの松の木から落ちてきたローマの松毬を見た人の話によると、ローマの松は日本の松のように曲がっておらず、ピンと立った巨木で、人間の頭くらいの大きさの松ぼっくりが実っているそうです。
 
ローマを訪問してローマの松を見かけても、「わ〜い、ローマでローマの松発見!」などと言って近くに駆け寄らない方が安全だそうです。ローマでローマの松に実るローマの松ぼっくりでケガをしたら、折角の旅行が台無しです。

*1:現在は激しく臨海工業地帯のど真ん中で、時折石油系の異臭が漂う