クラリネット五重奏版ディスコ・キッド

さて、私が出演した「クラリネット五重奏版ディスコ・キッド」。なお「五重奏」ではなく、10人がかりで演奏させて頂きましたが^^; クラリネットアンサンブルの参加者は全国各地からディスコ・キッド好きが参加しているとのことで、この日の朝が初めての全体練習でした。
 
そんな無茶なスケジュールをものともせずに集まったクラリネットアンサンブルのメンバー達ですが、練習室で行った朝一発目の合わせ練習を一言で表現すれば・・・「大変だ!」 まったく演奏が噛み合っておらず、とてもこの日の夕方の本番でお客様に聴かせられるようなシロモノではありませんでした。
顔を青くしている暇も無いので、まずはメトロノームを使ったりしてヤバい箇所を潰していき、とりあえずは止まらずに最後まで演奏ができるようになった段階で、ホールリハの時間に。
 
ホールリハでは、他のステージの参加者の方々にいろいろと気になる点を指摘して頂き、なんとかお客さんに聞いていただけるレベルに近づいてきました。(ご指摘くださった皆様、ありがとうございます)
 
その後、食事の時間。食事をサッと済ませたところで、なぜか新しい楽譜が配布されました。
シバの女王
シバの女王」と書いてありますから、当然ながら「ベルキス女王様!」と思いましたが、よくよく見れば【オラトリオ「ソロモン」より「シバの女王の入城」(G.F.ヘンデル作曲)】の楽譜でした。たしかに【シバの女王ベルキス(O.レスピーギ作曲)】をクラリネットアンサンブルで演奏するのは厳しいですよね。
という訳で軽く「シバの女王の入城」を合わせてみたところ、初見かつ嫌らしい楽譜なのに皆さん良い感じに合わせて吹いてました♪
・・・ということは、要するに「ディスコ・キッド」ってそれだけ難しい曲なのか!

控室で「シバの女王の入城」を2回ほど通し、ディスコ・キッドの煮詰まりが解けたあたりで再び練習室へ。ホールリハで指摘された点を確認したり、先ほどに引き続いて再び危ない箇所を潰したりしていると、アッという間にディスコ・キッド フェスティバルの本番が始まってしまいました。
 
そしてついに本番!
演奏ですが、崩れちゃった箇所や危ない箇所もありましたが、とりあえず無事に最後まで演奏できました。
演奏内容的にはまだまだ改善すべき箇所だらけかとは思いますが、全国から集まったディスコ・キッド好きと一緒に、ディスコ・キッドフェスティバルの場で、大好きなディスコ・キッドが演奏できたというのは、非常に楽しい経験でした。
 
演奏終了後、ディスコ・キッドと同じく今年が30周年な人へのインタビューがあり、私も今年で30周年ということでインタビューを受けました。
他のグループでは、学生時代に課題曲としてディスコ・キッドを演奏した人もインタビューされていました。今回は私が生まれた年の課題曲でしたが、学生時代に演奏した課題曲って、一生記憶に残りますよね!