第○旋法による(以下略)

この日のアンコンでは「高貴なる葡萄酒」は見かけませんでしたが、何団体かガブリエリの曲をやっているのを見かけました。

飲む葡萄酒も、聴く葡萄酒も好きですが、やはりアンサンブルコンテストといえばガブリエリ。この人の曲を聴かなきゃアンサンブルコンテストに来たっていう気になりません♪


さてガブリエリの曲といえば、「そもそも第○旋法って何やねん!」という点が非常に気になるところですが、この第○旋法ですが、かつてカトリック教会の聖歌で使われていた教会旋法たちを指しているそうで、たとえば第七旋法はミクソリディア旋法(ミクソリディアン)を指しているそうです。


ガブリエリの第●旋法といえば、真っ先に思いつくのは第七旋法ですが、第一旋法や第十二旋法なども時折見かけます。

高校生のころ、当時は「第七旋法」しか知らなかった私が「第一旋法」と書かれたアンコンのプログラムを見て「これって誤植やん!」と思ったのはココだけの秘密です。。。


ちなみに他の旋法は下記の通り

第一旋法 ドリア旋法 Dorian
第二旋法 ヒポドリア旋法 Hypodorian
第三旋法 フリギア旋法 Phrygian
第四旋法 ヒポフリギア旋法 Hypophrygian
第五旋法 リディア旋法 Lydian
第六旋法 ヒポリディア旋法 Hypolydian
第七旋法 ミクソリディア旋法 Mixolydian
第八旋法 ヒポミクソリディア旋法 Hypomixolydian
第九旋法 エオリア旋法 Aeolian
第十旋法 ヒポエオリア旋法 hypoaeolian
第十一旋法 イオニア旋法 Ionian
第十二旋法 ヒポイオニア旋法 Hypoionian

http://www.brassensemble-ljc.net/hpsub/churchmodel.htmlより

なんかだか舌噛みそうな呪文みたいな名前ばかりですね。


教会旋法の概要や由来について詳しくは上記リンクを見たりググって頂くとして、さすがグレゴリオ聖歌など教会音楽で使われていた旋法だけあって、上手い団体がこの曲を上手く演奏すると、背筋がゾクゾクっとするような神々しさを感じます♪

私は木管吹きなのでガブリエリの曲を聴くのはアンコン程度ですが、第七旋法に限らず、ガブリエリの曲には良い曲が多いので、ぜひともいろいろ気にして聴いてみてください。