グランシャトー

京橋のグランシャトーといえば、「京橋はええとこだっせ、グランシャトーがおまっせ〜♪」というアヤシいCM。ちなみにこの曲を作曲したのも、「浪速のモーツアルト」ことキダ・タロー氏とのこと。ほんと、関西ローカルCMの曲を作りすぎです。

さて、この歌詞のフレーズを日本語に訳すると、

原文 京橋はええとこだっせ、グランシャトーがおまっせ
直訳 京橋は良い場所ですよ、(なぜなら)グランシャトーがあるからです

となりますが、なんか英文和訳の参考訳みたいな日本語ですね(汗
さすがにきょうび大阪でも「だっせ」「おまっせ」といった単語は珍しいと思いますが、宣伝で
「京橋ってエエとこやで、グランシャトーがあんねんで〜♪」
だと、客に対する態度が馴れ馴れし過ぎて不適切ですし、
「京橋良いとこ、グランシャトーがあるよ〜♪」
だと、まったく味もインパクトもありませんので、これからも
「京橋はええとこだっせ、グランシャトーがおまっせ〜♪」
が使われ続けるのでしょう。


そんなことはさておき、ここにグランシャトーの動画がおまっせ。

「あすのお天気」という、今では考えられないぶしつけなタイトルの後ろに、天高くそびえ立つ城郭「グランシャトー」の前を、大阪環状線を走る家畜輸送列車のような風体の通勤列車(103系? 101系?)が駆け抜けるシーンから始まるオープニングには、哀愁を通り越し、ある種の感動さえ覚えます。

全編を通して何とも言えない感情が漂い、現代日本人の視点から眺めると、もしもこの動画に日本語が無ければ「これってどこの発展途上国やねん!」という一言で切り捨ててしまいかねない刺激的な動画ですが、往時の日本の情景が感じられる秀逸なCMです。
個人的には「マッサージしているネェちゃんの太ももにタッチしてエロい顔してニヤけるオッサンのシーン」にMVP進呈!

味園も

味園の動画もおまっせ。



これらの動画を見ただけで、激しくディープな昭和の香りが漂ってきます。
この二店舗、今でも同じ場所で営業していますし、時折前を通りがかることもありますし、以前から一度どうなっているのか探検に行ってみたいと思っているのですが、なんか怖くて行けません・・・(汗