空気清浄機(放射能除去機能付き)

宇宙戦艦ヤマトと聞けば、「14万8千光年も離れた宇宙のかなたにあるイスカンダルまで、地球の運命を背負って『コスモクリーナーD』という名前の空気清浄機(放射能除去機能付き)を貰いに行く」という内容の話で、この番組の「地球滅亡まで、あと、○百と、○○日」というナレーションを聴くたびに、「イスカンダルも波動エンジンの設計図面を送り付けるのではなく、空気清浄機の設計図面を送ってくれれば良かったのに」と思っていたのですが、よくよく考えれば空気清浄機で地球の空気を浄化したところでガミラスからの侵略を撃退できない訳で、結局は空気の浄化と平行して誰かがガミラスの本拠地(=イスカンダル星のとなりにあるガミラス星)を叩かなければ、根本的な解決にはなりません。
そういう観点から考えると、空気清浄機の設計図ではなく波動エンジンの設計図を地球に送りつけ、ガミラス星の隣にあるイスカンダル星まで空気清浄機を取りに来させたイスカンダルの判断って、非常に合理的な判断だったんですね。

ちなみにヤマトの初回放映当時、「宇宙戦艦ヤマト」の裏では「立った立ったクララが立った」や「お乳が出ないと殺されてちゃうユキちゃん」でお馴染みの「アルプスの少女ハイジ」が放映されていたそうで、「宇宙戦艦ヤマト」の視聴率は芳しくなく、事実上途中で打ち切りとなったそうですが、ヤマトの裏番組がハイジとは、今から考えればとても豪華な時代です!