吹奏楽のひびき
[吹奏楽]吹奏楽のひびき
ごくごく一部で話題沸騰中の「吹奏楽のひびき」ですが、今日の放送ではこんな曲を流していました
− 旧ソビエトの吹奏楽 −
「行進曲“ボフダン・フメリニツキー”」作曲者不詳
(2分40秒)
(吹奏楽)ソビエト国防省吹奏楽団
(指揮)ニコライ・セルゲイエフ
<BOHEMEMUSICBOHEME CDBMR−904058>「戦争終結に寄せる頌歌作品105」プロコフィエフ作曲
(13分40秒)
(吹奏楽)ソビエト国立放送交響楽団
(指揮)レオニード・ニコラーエフ
<CONSONANCECONSONANCE 81−5008>「ウインド・バンドのためのワルツ」ハチャトゥリヤン作曲
(1分55秒)
「ウインド・バンドのためのポルカ」ハチャトゥリヤン作曲
(1分10秒)
(吹奏楽)アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ロリス・チェクナヴォリアン
<ASVASVDCA−964>「ソビエト民警の行進曲」ショスタコーヴィチ作曲
(1分30秒)
(吹奏楽)ストックホルム・コンサート・バンド
(指揮)ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー
<CHANDOSCHANDOSCHAN−10048>http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/read/c.cgi?a=001&c=07&d=2008-04-13 より
今日は赤い国・ソビエト特集ですか、しかも選曲がなかなか凝ってます。
吹奏楽コンクールではよく取り上げられるプロコにショスタコにハチャトゥリアンですが、彼らの吹奏楽作品が演奏される機会や、耳にする機会って、まずありませんよね。
最初に作曲者不明の行進曲「ボフダン・フメリニツキー」。この「ボフダン・フメリニツキー」とは、ウクライナの英雄の名前だそうです。この曲はソビエト国防省吹奏楽団の演奏ということで、いかにも軍楽チックな曲と演奏でした。
次にプロコフィエフ。吹奏楽界で「セルゲイ・プロコフィエフ」と聞けば、「ロメオとジュリエット(ロメジュリ)」や「シンデレラ」が即座に出てきますが、実は吹奏楽の曲も作っていたんですね。この「戦争終結に寄せる頌歌作品」ですが、吹奏楽作品とはいうものの、吹奏楽編成に追加して「コントラバス8本、ハープ8台、ピアノ4台」が必要と、さすがに気軽に演奏するのは困難ですが、「スパルタキアーダ(スパルタキアード)」なら問題なく演奏できそうです。ちなみにこの「スパルタキアード」とは、旧ソ連の国民体育大会(国体)みたいなイベントだそうです。
引き続きハチャトゥリヤン。吹奏楽界で「アラム・ハチャトゥリアン」と聞けば、「ガイーヌ」や「仮面舞踏会」が即座に出てきますが、この人も実は吹奏楽の曲を作っていたんですね。余談ですが、「アルメニア・ソヴィエト社会主義共和国国歌」を作曲したのはこの人とのこと。グルジア出身のアルメニア人ということで、彼の音楽からは強いカフカス色が感じられます。
最後にやはりこの人ショスタコーヴィチ。吹奏楽界で「ドミートリー・ショスタコーヴィチ」と聞けば、「祝典序曲」や「交響曲第五番終楽章」、その他いろいろが即座に出てきますが、この人も実は吹奏楽の曲を作っていたんですね。
さて、米の国、赤い国ときたら、次はいよいよ日本だとのこと。
午後9時30分から午後10時00分(放送時間30分間)
吹奏楽のひびき −新しい日本の吹奏楽 バンド維新−
中橋 愛生
− 新しい日本の吹奏楽 バンド維新 −「並びゆく友」 北爪道夫・作曲
(5分45秒)
(吹奏楽)航空自衛隊 航空中央音楽隊
(指揮)佐藤 義政「アンゼラスの鐘」 小六禮次郎・作曲
(6分35秒)
(吹奏楽)航空自衛隊 航空中央音楽隊
(指揮)中村 芳文「秘儀1−管楽合奏のための−」 西村 朗・作曲
(8分10秒)
(吹奏楽)航空自衛隊 航空中央音楽隊
(指揮)佐藤 義政<キングレコード KING KICC−682>
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/read/c.cgi?a=202&c=07&d=2008-04-20 より
おっ、早々と「バンド維新」の音源を持ってきましたか!
でも、せっかく筋の良い選択なのに、なぜ「機動戦士ガンダム・逆襲のシャア(三枝 成彰作曲)」や「星への誘い Invitation to the stars(服部 克久作曲)」を選曲しないのかと。
さて服部克久といえば、例の記念樹事件。「メロディーのはじめと終わりの何音かが同じ」とか「メロディーの音の72パーセントが同じ高さの音」とかいう理由で、著作権侵害と認定されましたが、「その基準で記念樹がダメなら、たぶん○○もダメだろ」というネタが沢山思いつくのですが。。。
でも、何パーセント合致しているか測定するのは面倒臭いのでパス。