リアル勧進帳

頼朝の追っ手から逃れるため、安宅の関を通り抜け奥州に逃れようとする義経一行。関所を自由に通行できる山伏の姿に変装したものの、そんな一行を怪しいと感じた関守に対して、自分たちが山伏であると装うために、単なる巻物をあたかも勧進帳のように読み上げた武蔵坊弁慶の逸話は、歌舞伎の演目「勧進帳」として、今日でも高い人気を誇っています。


さて、そんな勧進帳のような出来事が。
「入国したければ踊れ」イスラエル、空港で米舞踊家に
いまさらですが、「入国審査場での入国審査官の審査≒関所での関所役人の取調」であり、「パスポート≒通行手形」であると、改めて認識されられた出来事です。


時代は変わり江戸時代、一般の人の旅行は厳しく制限され、旅行に出るには旅行目的を明らかにした上で公的機関から通行手形の発給を受ける必要があり、もし通行手形なしで関所を越えようものなら磔刑に処せられたそうですが、力士と旅芸人は通行手形が無くても関所を越えることができたそうです。がその代わり、関所で関所役人に土俵入りや芸を披露させられたそうです。
こちらの方が今回の事例に近いかも。