阪神なんば線の開業に関する情報

2009年3月20日阪神なんば線開業に伴う運賃の認可が下ったそうです。
http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20080829-1.pdf
http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20080829-2.pdf


まずは気になる加算運賃。西九条駅~近鉄難波駅間に設定された加算運賃90円! 加算運賃90円と聞けばかなりボッてるような気もしますが、三宮駅~近鉄難波駅間の運賃が400円になると聞くと安いような気もします。
加算運賃を除く基本運賃は、34キロ区間が設定された以外は変更なしとのこと。
なおこのプレスリリースには「近鉄難波駅」と書かれていますが、近鉄電車のプレスリリースによると、阪神なんば線の開業後は「大阪難波駅」に改称されるそうです。


また、阪神なんば線の新規開業区間を経路に含む通勤定期にて、阪神梅田駅での乗降を可能にするサービスを提供するそうです。具体的には三宮~難波の定期を持っていると、梅田駅でも乗降できるそうです。
これはなかなか便利なサービスかもしれません。


また、ダイヤの概要も発表されました。阪神なんば線開業後、三宮~奈良間に「快速急行」を3~5本/h程度、尼崎~東花園・奈良間に「普通」を3~6本/h程度、それぞれ運転するそうです。また直通方面も奈良線方面のみのようです。
という訳で、既に予想はされていたことですが、残念ながら名古屋駅~姫路駅間の直通特急は運転されません(^^ゞ ただ、近鉄の社長が阪神山陽方面への近鉄特急延伸を希望する発言があったそうなので、将来的には有料特急に限った運用であるにしろ、直通列車が運転されるかもしれません。


今回は車両仕様の統一を図らずに相互直通運転を行うそうですが、近鉄難波線近鉄奈良線)といえば21m車4扉10両編成(全長210m)ですが、阪神本線は19m車3扉6両編成(全長114m)。そもそも阪神線はホーム長の関係で6両編成以上の列車は運転できませんし、21m車6両でも126mと12mも長くなるので、果たして無事に停車できるのでしょうか(ドアカット?)。
そこで心配される「御影カーブ」こと阪神御影駅の通過ですが、ホームを削ったり等の工事を実施した結果、近鉄21m車でも問題なく通過できるようになったそうですが、これまでの「快速急行」と同じく通過扱いになるのかな?