最後の夏に有終の美を-城内高校吹奏楽部メンバー10人

Webサイトで吹奏楽コンクール関連のニュースを検索していたところ、奈良新聞のサイトでこんなニュースを見かけました。
最後の夏に有終の美を-城内高校吹奏楽部メンバー10人

高校統合再編のために今年度で創立100周年を刻んだ学校の歴史が閉じる大和郡山市城内町の県立城内高校。同校吹奏楽部のメンバーも3年生10人だけになっているが、今年の第55回関西吹奏楽コンクール県予選の高校小編成(30人以下)の部で金賞を受賞し、22日に滋賀県大津市で開かれる本選出場を決めた。メンバーは同校最後の夏、最後のコンクールで思い出になる結果を残そうと、残暑の中、連日厳しい練習を続けている。
http://www.nara-shimbun.com/n_soc/050821/soc050821a.shtmlより

 
創立100周年を刻んだ学校最後のコンクールで、三年生だけが残されたたった10人だけの吹奏楽部が、奈良県予選を通過して見事関西大会出場を果たしたそうです。
この物語の結末が非常に気になったので、に昨日開催された吹奏楽コンクール関西大会での城内高校の演奏曲目と成績を調べてみたところ、下記の通りでした。

優秀賞・きらめき賞
15 奈良県代表 奈良県立城内高等学校 指揮:辻本裕明
百年祭〜10人の奏者の為に〜 作曲:福島弘

見事関西大会にて優秀賞と、審査員特別賞であるきらめき賞を受賞しました!
(小編成の部は金賞・銀賞・銅賞の三段階評価ではなく、優秀賞・奨励賞の二段階評価。なお、小編成の部では審査員が特別賞に相応しいと認めた団体に審査員特別賞である「きらめき賞」が贈呈される。) 
 
いやぁ青春ですね、感動しました!! 「伝統を誇るクラブの最後の夏に、自分たちのために作られた特別な曲で大会に出場」って、まるで青春ドラマのような話ですが、こんな話が本当にあるのですね! きっとこの十人の部員たちにとって、この日は一生忘れられない日になった事でしょう♪
演奏した曲名がまた良い、「百年祭〜10人の奏者の為に〜(福島弘和作曲)」とは! まるでこの学校のために作られたような曲です(実際に委嘱作品かも?)
私もこのニュースをあと一日早く知っていれば、会社を休んでも聴きに行きたいと思ってしまいました。第一日の大津シンフォニックバンドの特別演奏といい、第二日の城内高校最後のコンクールといい、今年の関西大会は例年以上にドラマチックです。